抗生物質がニキビに効かない!治らない!かえって悪化した!のなぜ?

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抗生物質がニキビに効かない!治らない!かえって悪化した!のなぜ?

抗生物質がニキビに効かない、治らない、かえって悪化したのなぜ?

大人ニキビの治療で皮膚科で処方されたルリッドやミノマイシン、ビブラマイシンなどの抗生物質の飲み薬を服用したことがある人は多いと思います。

抗生物質を飲んでニキビが治ったという人も多いのですが、中には抗生物質はニキビには効かない!抗生物質を飲んでもニキビが治らない!かえってニキビが悪化した!という人もいます。

抗生物質が効かずに治らなかったり、逆に悪化してしまう人がいるのはなぜなのでしょうか?

抗生物質はどんな薬?

抗生物質とはどんな薬なのでしょうか?

抗生物質

抗生物質(こうせいぶっしつ、英語antibiotics)とは「微生物が産生し、ほかの微生物の発育を阻害する物質」と定義される。

引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E7%94%9F%E7%89%A9%E8%B3%AA

抗生物質はニキビの炎症や化膿のもとになるニキビ菌の発育を阻害する目的で使用される薬なのです。

抗生物質がニキビに効かない

白ニキビ炎症ニキビ・化膿ニキビニキビの出来始めは、毛穴にコメドが形成されて目詰まりをすることで白ニキビが出来るのが最初です。

白ニキビのコメドで毛穴が目詰まりした毛穴の内部でニキビ菌が繁殖すると、炎症ニキビになったり化膿ニキビになったりするのです。

抗生物質は炎症をおこす原因のニキビ菌の発育を阻害するための薬ですから炎症や化膿したニキビに効果が期待出来出来ますが、白ニキビの状態には効きません。

抗生物質が効く場合には、薬の薬効でニキビ菌の数が少なくなって炎症や化膿が治まってニキビが目立たなくなるのです。

抗生物質を飲んで炎症ニキビや化膿ニキビが落ち着いても、抗生物質は白ニキビには効きませんからザラザラした白ニキビは相変わらず出来たままです。

抗生物質の薬効で目立つ赤ニキビや黄ニキビが減っても、薬を飲むのを止めると残っていた白ニキビが炎症をおこしたり化膿したりし始めることが多いです。

薬を飲んでいる間は目立つ炎症ニキビや化膿ニキビがなくなっても白ニキビは出来たままだったり、飲むのを止めたらまたすぐに目立つニキビが増えてしまうようでは抗生物質はニキビに効かない!ということになってしまいます。

最初は効いていた抗生物質が段々効かなくなってきた

飲み始めの最初は効果があった抗生物質が段々効かなくなってくるという人も多いようです。

このような場合にはニキビ菌が抗生物質に対して耐性を持ってきたということが考えられます。

耐性菌とは
ウイルスや細菌が強くなる
細菌やウイルスが薬に対する抵抗力を持ってしまって、薬でその増殖を抑えられなくなることがあります。

耐性菌とは
抗生物質を使い続けていると、細菌の薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくなることがあります。このように、薬への耐性を持った細菌のことを薬剤耐性菌といいます 薬への耐性を持った細菌のことを薬剤耐性菌といいます
薬剤耐性は、耐性を持たない別の細菌に伝達され、その細菌も薬剤耐性化になり、次々に連鎖していくことがあります。

引用:中外製薬 https://chugai-pharm.info/medicine/body/body006.html

ニキビ菌が抗生物質に対して耐性を持ってくると、今まで使っていた薬が効かなくなり徐々に強い薬を使わなければならなくなっていき、「これ以上強い薬はありません」と皮膚科で言われた経験のある人もいます。

抗生物質を飲んだらかえってニキビが悪化した

抗生物質を服用すると薬は腸で溶け始め、腸から吸収された薬効成分が血液に運ばれて患部に届いてニキビ菌に作用します。

抗生物質がニキビ菌だけに作用してくれれば良いのですが、抗生物質は腸の中のビフィズス菌や乳酸菌など、体にとっての有用細菌にも作用してしまいます。

抗生物質の服用が長期に渡ると、気付かないうちに腸内環境が乱れて腸の働きが低下してしまいます。

腸の働きと肌状態には密接なつながりがあり、腸の働きの低下は大人ニキビの大きな原因になることがあります。

抗生物質に頼らなくてもニキビが出来ない肌にするには?

抗生物質を飲んでニキビが引いて、抗生物質の服用を止めても再びニキビが出来てこなければ良いのですが、抗生物質を飲んでも効かない、飲むのを止めたらまたニキビが出来始めた、抗生物質を飲み続けていたら悪化してしまうような場合には、抗生物質に頼らなくてもニキビが出来ない肌にしなければなりません。

食生活の乱れ、睡眠不足などニキビの原因のはっきりしたニキビならば、抗生物質を飲んでニキビの炎症や化膿を引かせながらニキビの原因である食生活を整えたり睡眠を充分に取るようにすれば薬を止めてもニキビが出来て来なくなりますが、食生活や睡眠に気をつけても抗生物質を止めるとニキビが出来始めてしまう場合には、ニキビが出来てくる原因を見つけてそれを取り除くことを考えなくてはなりません。

大人ニキビの原因は体の中に潜んでいることがとても多いです。

原因を見つけ、それを取り除けば、抗生物質に頼らなくてもニキビが出来ない肌にすることが出来ます。

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